今回は、空室募集について振り返りたいと思います。
オーナー様との出会いを教えてください
オーナー様のご自宅のインターフォンを押したらワンちゃんがワンワンと呼んで仲介してくれました(笑)。私も犬を飼っているので話が盛り上がりました(笑)。
そして「募集をお願いする前に媒介契約書を確認したい」とおっしゃられたので翌日にお持ちして、媒介内容を一つ一つ説明させていただき、サインをいただいてすぐに写真を撮りました。
どんな条件で募集をされたのですか?
他社さんで出されていた募集情報をベースに、諸条件の細かい部分を確認して当日中に図面を作り、インターネットで募集を開始しました。
写真を撮った当日には募集を開始したんですね
すぐにやることが大事だと思っていて、案の定反響はすぐにありました。ただオーナー様に連絡をしたら「ちょうど申し込みが入って契約になると思います」とのことでした。
しかし何があるかわからないので、「まだ募集を続けてもいいですか?」と確認して、募集を継続しました。
その後どうなったのですか?
何日後かに、オーナー様からキャンセルになったとお電話いただきました。ちょうどそのタイミングで仲介会社さんから問い合わせをいただいていたんです。内見後、申し込みとなりました。審査も通過して契約へと進んだのですが、仲介会社さんから契約を月内にできないかと相談がありました。
仲介さんの立場を考えると、月内に数字を入れたい思いもあったと思いますが(笑)、それよりも借主様が早期入居を希望されていたようなんです。契約は10日から2週間くらいで手続きすることが多いですけれど、月末までに契約となるとあと5日しかなかった(笑)。
5日!?なかなか厳しいですね(笑)。オーナー様、仲介会社さん、申込者さまとワタナベさんの4者全員の協力が欠かせません
そうなんです!でもこれは誰にとってもいい話じゃないですか。オーナー様にとっては賃料発生が早くなり、借主様も早く住むことができ、仲介会社さんにとっては月内に数字が上がる(笑)。すぐに手続きを進めてギリギリ間に合わせました。
結局募集から2週間くらいで空室が埋まったんですね。
そうですね。バタバタでしたけど、みなさんにご協力いただいてなんとか。オーナー様からは「きめ細やかな対応ありがとうございます」とお褒めの言葉をいただいて嬉しかったです。借主様も早く住めるのでよかったと仲介さんから聞きました。
「きめ細やかな対応」というのはどんなところなのでしょうか
例えば「駐輪場1台あり」というのを実際に置く場所を確認したり、外国籍やお子さんとの入居についての許容範囲の確認、契約書のドラフトチェック、それから過去の借主様と色々なご経験をされていますので、気になることを特約にちゃんと入れておくこと、あとは報連相をしっかりさせていただいたことではないでしょうか。
そういえば写真を撮る際に、トイレ前の電球が切れていて暗かったんです。オーナー様に報告すると、「毎日見ているのに気づかなかったわ」とおっしゃられました。私が電球を外して型番をお伝えしたのですが、もしかしたらオーナー様も気づかれていなかったところをサポートできたのも、そう思っていただけたのかもしれません。