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旅立ち
2020.09.29おはようございます、CD室の熊崎です。
先日、一緒に働いてきたひとりの社員の旅立ちを見送りました。
彼は私が初めて採用した社員でした。
当時の私は、不動産においては右も左もわからない未経験者で、採用も直接にはしたことがなく、それなりに重ねた年齢だけが拠り所でした。
お互いに緊張していたことをよく覚えています。
入社した時というのは誰でもそうですが、自信もなければ何をするかもわからないので、本当に弱々しいですね(笑)彼もそうでした。
「大丈夫かな・・・」というところから、だんだんと成長していく姿を見れることこそ、人事の1番の面白味でもあると彼には教えてもらいました。
彼は休みであっても自発的によく勉強していたことを私は知っていますし、どこからどうみても真面目の塊で、仕事には熱心に向き合っていました。自分が彼の年齢だった時のことを思えば、本当にありえないくらい真面目に仕事をする姿勢には尊敬しかありません。
彼は初めての営業職でしたが、人当たりがよく、敵を作らなかった。それは彼の持つ個性であり、ウルクルの中では最も秀でていたと思います。
このまま成長したらどこまでいくんだろうという楽しみがあったのですが・・・
故郷を持つ人には共通した課題があります。
彼も入社した頃に、「いつかは・・」と聞いていました。まさかこんなに早く来るとは思いませんでしたが。
ウルクルにとっては残念な退職になりましたが、彼がウルクルでひとつでも何かを得ていたらいいなと思います。私としてはもう少し一緒に働いていたかったという思いが未だに残っていますが、彼のこれからの人生が豊かになることを願うだけです。
また東京に来た時に、遊びに来てくれたらなと思います。
(KUMAZAKI)
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キャリアの在り方
一般的には起業でもしない限り、自分の好きなようには働けません。
特に大きな組織であればあるほど、働き方は多様に見えて制限も多いもの。考えてみれば当然です。大きな組織にするためにはパーツパーツで切り分けて動かす必要があり、やることが決まっています。与えられた役割をこなしていくことで、大企業のマネジメントは成立します。
しかし中小零細企業であっても、多かれ少なかれ働き方に制限はあります。ウルクルはその中でも、社員が比較的自由に働くことができます。
与えられた仕事をこなすことが得意な人にとっては全く合わない職場です。反響を与えられる、契約業務を与えられる、退去立会を与えられるなど、仕事の多くは会社が準備してくれるようなところで活躍できる方は、ウルクルでは全く活躍できません。
自ら仕事を得て、自ら仕事を広げていくスタンスなんです。
前者は塗り絵のような人生でしょう。やるべきことが決まっていてはみ出さない限り、そこそこ綺麗な絵が描けるし、見栄えもいい。他人と似たような絵になります。
一方でウルクルは真っ白なキャンバスに自分で絵を描いていきます。どんな絵を描いてもいいし塗り方も自由。もしかしたら傑作ができるかもしれないし、誰にもわからない絵ができるかもしれない。
どちらが良い悪いはなくて、どちらが自分に合いそうか。
自分のキャリアがどうありたいかを考えれば、自ずと進む道は決まります。無理をすることはないと思うんです。直感ってそう間違ってないと思いますので。(KUMAZAKI) -
テーマ『社員幸福度の高い会社』
ウルクルは現在12期。宅建免許も更新して、(3)になりました。12期は藤堂の提案により『社員幸福度の高い会社』をテーマに、月例会議で社員全員で話し合いの場を持っています。
資料を作らず会話だけ、伝言ゲームのようなスタイルでどこまでやれるかというのも、もう一つのテーマとしてあります。現代はあまりに事前の準備が必要で、また効率化を図ることに躍起になっているので、深く理解し合うには至っていない部分も多いと感じます。用意された資料を読み、なんとなくわかったようで実は理解違いをしているなんてことはざらにあります。
人それぞれ価値観は違い、その集合体である会社では、ある意味それを一本化することは至難です。ゆえに会社の目標や理念が道しるべになるわけですが、あまり会社の方針に寄りかかる社員では、会社がなくなったときに行先を見失います。
ウルクルという会社は社員にとっては土台なだけで、社員自らがキャリアを考え、自分の道を悩み迷いながら見つけていくプロセスをサポートするだけ。会社に依存しないキャリアを作ることが、人生100年時代を乗り越えるヒントではないかと思うんです。
効率化は忙しい現代にあって必要性もあるのだけれど、お互いに理解し合える到達点に辿り着くにはどうしたって時間が足りていません。そんなところから、1年かけて議論してみようという流れになりました。
1年間を使って話し合うなんてなかなかない機会ですが、やったこともないので先も見えていません。しかし、モノやコトを作り出すのに、無駄なようにも思える時間やプロセスは必ず通ります。特にテーマがテーマだけに、模範解答はありませんし、大事なのは今いる社員が会社を作っていますので、その社員の想いが反映されたものでなくては意味がない。
毎月前回の担当者と今回の担当者が課題を共有し合い、新しい発想をどんどん生み出してくれています。
さて、12期が終わる頃にはどうなっているのでしょうか。
ウルクルで働く社員にとっての『社員幸福度の高い会社』とはどんな会社なのか。とても興味深く見守っています。
(KUMAZAKI)