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社長×副社長インタビュー『ハッピーな暮らしを提供できる会社』

2025.01.27

創業から12年経ち、2024年は長年いた桜丘町を離れて青山通りに移転しました。過去2回の移転を振り返っていただけますか?

社長:2012年に道玄坂で3人で起業しました。毎日が必死で、2015年に政岡さん(副社長)が入社することになって、これを機に違う場所でやってみたいと桜丘町に移転しました。駅近くなのに静かな街でいいところだなと。

それから社員も増えてきて業績も良かったので2016年にサンライズ(桜丘ビル)に移転しました。同じブロック内で、ちょうど良い広さで賃料も適正でしたし、キレイなビルだったんですよね。

副社長の入社はどんな影響を与えましたか?

社長:僕は部屋を探すお客様の仲介で、副社長は貸主の仲介。仕事の仕方は違うけど目的は『楽しく稼ぐこと』で一致してました。でも経営はずっと苦しかったです(笑)。

副社長:苦しかったよね(笑)。

社長:いつ潰れるかわからない、会社に余剰金なんてない、今月こけたら潰れちゃうっていうヒリヒリ感のなかでやってました。でも副社長が大きな仕事を持ってきてくれたのがターニングポイントだった。

その後また社員が増えて、2021年にオフィスを増床することになります。

社長:2フロアになりましたけど、個室も増やして接客スペースが広くなりました。やってみてわかったのは、やっぱりワンフロアがいいなと。

2024年、現オフィスへの移転の決め手は?

社長:そのまま居続けることもできたんですけど、会社を伸ばすために移転が必要だと思ったんです。家賃もぐっと上がるし駅からも遠くなるけど、目指す30人体制をあと5年で作るにはちょうどいいかなと、このオフィスの気もよかったし。

副社長:建物的にもいいですよね。明るくて気持ちがいい。駐車場を一つにまとめられるのもよかった。ただサクラステージが完成して、JRの改札も出来たので社員の通勤を考えたら前のオフィスのほうがいい。ビルオーナーとの関係性も良かったしね。でも会社の成長には必要な移転だと思った。オフィスに余剰があることで、少し先を見通せるから。

段々と大きくなってきたウルクルですが、特徴や強みってあるんですか?

副社長:トップが走り続けるってことじゃないですか。

社長:何もないんじゃないですかね(笑)。もちろん絶対潰れないような経営はしてますけど、仲介業というソフト面で長けているものは何もないと思っていて。何でもできるしスペシャリストはいるけど、スーパー属人的でその人がいないとできないですから、ただの地場不動産会社ですよ。強みはないんじゃないですか(笑)。採用ページでこんなこと言うのもおかしいかもしれないけど。

副社長:絵にすると、一つの船に全員が乗っているんじゃなくて、それぞれの船が集まった船団みたいなイメージ。船団としての方向性はあるけど、自分の船は自分で運転しているような。

ウルクルが目指す未来はあるんですか?

社長:そもそも未来って目指さなきゃダメなんですかね?会社の方向性が素晴らしいから私もそこに乗りたいですっていうのは、自分の方向性がないから会社に委ねているだけで、会社の方向性がないからダメだみたいなのはちょっと違うと思うんです。

一般的には会社の使命って必要なのかもしれないですけど、僕は右肩上がりで稼ぎ続けるし、納税をし続けるし、雇用も増やすし、社員とその家族がハッピーになれるような道を描きたいんだけど、明確なゴールがないとダメなんでしょうか。こんなこと言ったら怒られるかな(笑)。

副社長:全然いいでしょ(笑)。

社長:ゴールじゃなくて、僕たちは探求心がないわけじゃないし、事業も広げていきたいし、収入も暮らしぶりも、心の豊かさ、時間の豊かさも創業時と比べて今どうか。休みはほぼなく、がむしゃらにやってた当時があって、その時と比べて今どうなのって。

目的があればわかりやすいけれど、それありきの会社ではなく、がむしゃらに働き続けたら、結果いい景色が見えきてるよねっていうところでしょうか。

社長:ハッピーな生き方ができる船団であればいいじゃないですか。ハッピーな暮らしを提供できる会社であれば。でもいるだけでハッピーになれるよっていうわけじゃない。

副社長:だから運転しなきゃいけないし、もし前にいる人が嫌だなと思ったら航路を変えたらいい。一人一人が船を自分で運転してるからそれができる。イイダさんのようなオートパイロットの人もいるし(笑)。でも大きな船(会社)に乗っていると、離れるには海に飛び降りる(辞める)しかない。異動という形で違う部屋に行けるかもしれないけど、同じ船に乗ってることには変わりないですよね。

社長:僕らが仕事を取ってきてやってもらうことは簡単だけど、それをずっと続けると口さえ開ければ食べさせてもらえる雛みたいじゃないですか。何もせずに餌をもらえるって、雛の生きていく力を奪っちゃう。だからそのうち自分で餌の取り方を覚えないといけない。

社員に対しての想いを教えてください。

副社長:みんなに言ってますけど、自分のために働いてくださいって思ってますね。会社のために働くとか耳障りはいいけど、本質では違うと思ってます。ウルクルは上場を目指しているわけでもないので、みんなが自己表現して自分の望む環境や給料を得られるようになってほしい。

社長:ウルクルくらいの規模の会社にしては、働きぶりに対するアドバンテージはそれなりにあると思います。そもそも採用時に自分のことばかりを考えている人は採らないし、利他というか、利害関係なく人のために動ける人が今残っている人たちかなと。

ウルクルの社員にはハッピーな今があることはもちろん、安定した老後を過ごせるように、自分で生き抜く力を養ってもらいたいし、そして経済的にも良い状況を作れるように、その環境を提供したいと思っています。だから成長意欲とか主体性がある人の方が、ウルクルでは伸びるでしょうね。

昔は頑張れ頑張れ言ってましたけどね。売上50万の人を70万や80万にすることはできるかもしれないけど、300万にすることはできないと思うんです。本人が欲しければ頑張るじゃないですか。頑張らないってことは欲しくないんだから、欲しくない人に必要以上に与えるのも違うと思うし、頑張ればもらえる土壌は作ってますからね。ウルクルに入ったら成長できますよなんて、そんなことはないですよ。

副社長:どこまで行っても『あなた次第』ですからね。

社長:機会が多いかというとそんなこともない。機会も自分で作ることが、生き抜く力を養う意味でも大事だと思います。