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社員インタビューHASEGAWA

2025.01.27

Q.前職は何をしていましたか?

⾼校卒業後、上京し新聞奨学⽣制度を受けながら⾳楽の専⾨学校に通っていました。四谷にあった寮に住み込みで、朝2時に起き朝刊を配り、配達終わると学校に行き、昼過ぎには寮に戻って夕刊を配る。夜は月末時期であれば、当時は各お宅に訪問し集金業務がありました。その合間を縫って学校外でバンド活動。学校内でも授業の一環で学校内のバンド活動。深夜にリハーサルスタジオ行って帰ったら朝刊配って学校みたいな、この時期が多分人生で1番寝てなかったと思います。あ、深夜に四谷怪談で有名な某神社を通るのは、それはそれである意味キツかったです(笑)それと赤坂御所に皇族御用達の新聞配達しに行ったりとか貴重な体験をしましたね。結局、学校外でのバンドが忙しくなって、学校は中退してしまいましたが、ずっとバンド活動は継続してました。そんなある日、プロダクションから声がかかり、音源制作して全国の主要都市ツアーをして、当時はまだその手の雑誌も強かったので、インタビュー受けて広告打ったり、たまにその手の少しマニアックなテレビ、ラジオ出演することを仕事としていました。その後結婚を機に⾳楽を辞めて、飲⾷店に転職をしました。

Q.なぜ飲食店に転職したんですか?

自分には学歴もないし、飲⾷店ぐらいしかできないんじゃないかと思ったからです。⾳楽しかやってこなかったけど、居酒屋でバイトの経験はあった。妻にも相談して当時すでに30年近く経営していて50店舗ぐらいあった『鳥良』の⾯接を受けに⾏ったんですね。⾯接時にまだ新しく⽴ち上げたばかりの『磯丸⽔産』業態のほうが向いていそうと⾔われ、『妻と子供がいるので仕事をくれるなら何でもやります』と⾔って⼊社しました。⼊社して3年しないぐらいで店⻑にしていただいたのですが、当時SFPダイニングは上場を⽬指していました。店舗数をどんどん増やすと出店攻勢が強まったので、『君には新しく店舗を⽴ち上げて異動してもらうような仕事をしてもらいたい』という会社からのお話をいただきました。厨房機器を⼊れて、⼈を採⽤して⼈員・在庫・数字の管理、店舗のオペレーションまで決めて店が回るようにする。そういった⽴ち上げを数ヶ月でやって、店が軌道に乗ったら次の店舗に異動するということをやっていました。

Q.やりがいのありそうな仕事ですが、なぜやめて不動産業界に転職したんですか?

当時磯丸⽔産は24時間営業で、⼈が⾜りなければ⾃分が出る・⽴ち上げの時は店に泊まり込みが当たり前でした。店舗責任者だったので夜中でも何かあれば出ないといけない。私自身は学生時代にそんな⽣活だったので気合いで乗り切っていたんですが、気がつくと家族をほったらかしにしてしまっていたんです。なのでもう少し家族との時間が取れる仕事に、何か資格でも取って転職しようと考え始めて⾊々調べて宅建に⾏きつきました。宅建を取る前に家を買っているんですが、その時の不動産会社さんが良かったのもあります。

Q.賃貸で相談に行ったら購入を勧められた話ですね。

そうです。(https://ulucul.co.jp/works/1092/参照)もともと賃貸を探してたんですけど、『もう買ったらどうですか』って提案してくれて、そういう提案を⾃分たちは想定してなかった。いざ⾒に⾏ったらすごい気に⼊ったし、いい仕事だなって思ったんですよ、単純に。それをきっかけに、賃貸仲介専⾨の横浜にある不動産会社に転職しました。

Q.転職を考え始めたきっかけは?

学⽣さんメインの会社だったので家賃が低単価でした。インセンティブをもらえる売上までのハードルが結構高くて、当時の私の実力では厳しかったんです。また、お客様の希望より会社のやり方が優先される側面があって、『あ、俺この会社無理だわ』って(笑)、お客様のためになってないじゃんって。⾃分のやりたい仕事じゃないなって思って転職を考え始めました。

Q.なにでウルクルを知りましたか?

マイナビとかに掲載されていたウルクルの求⼈広告です。でもその広告上ではウルクルの求人応募期間は終わってたんですよね。過去の募集アーカイブ的に残っていたページでした。ただただ直感で、この会社いいな、なんか光るなって思ったのでウルクルのホームページ⾒に⾏ったんですよ。昔のクマザキさんの作ったホームページなので今は残ってないんですけど、なんか感じ取るものがあったんですよね。なのでそこから直接、熱烈なメールで応募しました。

Q.入社の決め手は何ですか?

実はウルクルともう1社、業界最⼤⼿の会社を受けてたんです。12⽉27⽇、ウルクルの年末の⼤掃除の⽇ですね。⼤掃除だけどいいですか︖って事前に⾔われていて、でもその⽇しか⾏けないので無理やりお願いしていきました。クマザキさんと副社長と⾯談して、副社長に「この後、納会やるから参加していきなよ」と⾔われたのでみんなで⼀緒にクボタさんが作ったカレーを⾷べました(笑)自分で望んで設定していただいた面接ですけど、面接で飲み会に誘われて、初対面の人の手作りカレー食べるって、相当ハードル高いですよ(笑)
当時はまだ社⻑・副社⻑・クマザキさん・クボタさん・あと社員が2⼈で今よりもっと規模が⼩さかったからできたのかもしれないですけどね。飲⾷店出⾝だったからかもしれないけど、なんか同じ釜の飯を⾷う、みたいな雰囲気いいなと思って。1社⽬に受けた会社も内定はもらったんですけど、ウルクルを選びました。

Q.賃貸仲介からなぜ事業用へ?

もともと入社した時は領域は決まってなかったです。何か仕事を与えられるわけでもなく、何かをやってくださいというのでもなく、最初の2週間はどこに行くにも何をするにも副社長と一緒でした。仕事もお昼ごはんもずっと一緒(笑)たぶん適性を見られてたんだと思うんですけど、賃貸仲介じゃないなって思ったんじゃないですかね。クボタさんに一緒にやりませんかって言われて、飲食店もやってたし事業用やってみようかなと。今ほど明確にチームが分けられてなかったので、住居ももちろんやってました。

Q.仕事で大変だったことはありますか?

事業用をやるってなったタイミングでコロナが流行ってしまったんですよね。軒並み飲食店が店を閉め始めてしまって、飲食の領域は無理だなって。そこでクボタさんが美容室一緒にやろうよって言ってくれたんです。美容業界も影響は受けていたけど、お店のパワーにすごく差が出たタイミングでした。弱い店舗は撤退したし、強い店舗はどんどん出店していった。もともと出店しても1年で閉店することもザラな業界で、エリア的にも美容室が多いから今振り返ればそれなりに大変でしたね。

Q.思い出に残っている仕事のエピソードは?

最初のころに副社長に同行していたときに、【かたぎり塾】の片桐さんに出会ったことです。もともと副社長のお客様だったんですが、次に出店の相談が来た時に『やってみなよ』と言っていただいて、当時は2、3店舗だったと思いますがそこからお付き合いさせていただくようになりました。もともと直営だけだったんですが、片桐さんはその当時からFC展開したいと仰っていて、FC店の方をご紹介いただいて、気が付いたら140店舗ぐらいやらせてもらっていました。磯丸水産の出店で都心の大体人がいるところに知見があったからというのもありますし、自分もジムに通っているし、いろんなことがハマってたんじゃないかと思います。今も独立して自分のブランドでやりたいとご依頼いただく方はいて、ジムのコンセプトから機器選定、内装まで一緒にやることもあります。ジムの開業に求められていることが分かっているのでご紹介につながっているんだと思います。

Q.事業用不動産仲介の仕事の面白さは何ですか?

賃貸仲介って契約したら終わり、という事が多いんですけど、事業用店舗・事務所に関しては仲介して終わりとは思ってないんです。その人がその物件を借りて事業を始めて、その人の成功を手助けするのが仕事だと思っています。

Q.仕事をするうえで心掛けていることはありますか?

人を好きになることです。話しやすい雰囲気を作るように心がけてはいますが、どうしても人対人なんで合う合わないはあると思っていて、それでも心の底から深く関わるという気持ちでいると、難題があったとしても「私のお力添えで問題が解決出来るのであれば」という気持ちが芽生えてくるような気がします。

Q.ウルクルに合う人ってどんな人?

野望がある人がいいんじゃないかなと思います。稼ぎたいとかだけじゃなくて、将来的に独立したいとか、ウルクルでこんな事業を作りたいとか。やろうと思えばやれる土壌だと思います。やる気とプレゼン、準備次第ですけど。不動産を通してやりたいことのビジョンがあって、その中に野望がある人がいいと思います。

Q.ウルクルの魅力は何ですか?

やりたいことを尊重してくれる会社です。
やりたいことがなくても働いているうちにできることもあるし、入社したころとやりたいことが変わることもある。それをいいね!って言ってくれる、受け入れてくれる風土は他の会社にはない良いところだと思います。

Q.これから仕事を通してやり遂げたいこと、目標やビジョンを教えてください。

行政書士の資格を取って、今後いろんな業種の不動産を探すだけではなくて、開業の申請をしたり、補助金を通すサポートをしたりできるようになりたいと思っています。相続の相談もできるし。それを一つの入り口にできるような事業をウルクルでやれればと思います。事業用だけじゃなくて不動産全般で、全部できるようになるのが目標です。せっかくウルクルで一緒にやってきたので独立ではなくて、ずっとウルクルと一緒に歩んでいこうと思っています。

Q.会社選び・仕事選びで大切なことって何だと思いますか?

会社と人の雰囲気ですね。仕事ってちょっと違うなって思うこともあると思います。やりたい仕事が仕事になってるかと言われると違うこともあると思います。でもやれることをやるしかないとも思います。自分の持ってる引き出しの中から、自分の持ってる材料の中から生きていくしかないから、そこからやれることの幅を広げていく。例えば、お客様のご案内で色んな所に行くんですが、案内で訪れる場所でも都内近郊、一都三県ではよくライヴさせて頂いてたのでここは昔よくライヴしに来たなとか。あそこでレコーディングしたなぁとか。あの駅周辺は磯丸水産の店舗立ち上げしにきたなとか昔の自分の中のエピソードや経験、知識が生きてくる。お客様に地域の特性を質問されたらなんとなく予備知識的に答えられたりとかしますよね。あ、あと新聞配達してたんで、だいぶ街並みも変わっちゃったんですけど、四谷〜新宿はやたら詳しかったりしますよね。
子どもの頃の将来の夢で「私の夢は不動産屋になることです」っていう人は家で不動産屋やってるとかでもない限りいないと思うんですよね。いざ大人になっていろんな経験した上で不動産屋という職業に行きついた場合の話ですが、それまでの人生で経験してきたことや感じたことって、不動産屋をやるにあたっては無駄にならないと思うんですよね。当然に自分の努力とか投資をしなきゃいけないけど、やりたいことができる環境を提供してくれる会社だといいんじゃないかなと思います。