資格って必要ですか?
2022.08.19不動産業界で役立つ国家資格はたくさんあります。宅地建物取引士、管理業務主任者、不動産鑑定士、土地家屋調査士、マンション管理士、賃貸不動産経営管理士、建築士、司法書士、行政書士、社会保険労務士など。 資格を取るには労力もお金もかかりますが、一つも持っていなくても仕事はできます。ですが、私は資格を取ることにどんな意味を見出せるかではないかと思います。『給料を上げるために取る』なら、ちょっと悲しいですが・・・。 資格はお客様のために取り、使うもの。そして仕事に責任を負うかです。国家資格の多くには独占業務があり、宅建や管理業務主任者であれば重要事項説明や契約書への記名押印は資格がないとできません。いくら仕事ができても、資格がなければ最終的に法的な責任は負えないのです。 国家資格は知識が体系的にまとまっていますので、勉強するほど仕事に活かす土壌が作れます。また、初対面で名刺を差し出した時、少なからず安心する方がいます。でも取った後に勉強しないのであれば、ただの肩書ホルダーになってしまいますので、継続的な勉強を怠らず、専門性を深めていくことは重要だと思います。特に不動産は、お客様の人生に大きく影響する責任ある仕事です。「勉強して当たり前」にならないと、人の役に立ち続けることは難しいと思います。
-
13期に向けた採用が始まりますが、、
ウルクルには『飛び込み』があります。
「えっ・・そうなの・・」「いやだなー」
という声が聞こえてきそうです(笑)
ほとんどの人は、『飛び込み』と聞くと、
断られる・・・、時に怒鳴られる・・・、
そんなネガティブな印象があるのではないでしょうか。
確かにそういう時もあるかもしれません。
ウルクルはそもそも『仕事は自分で作るもの』という考えがあるので、
顧客がいない社員ほどゼロから仕事を作ることになります。
会社から仕事が降ってくることはそんなにありません。
もちろん親鳥がひな鳥に餌を与えるように、
餌(仕事)の取り方は丁寧に教えますが、
ずっと仕事を与え続けることはありません。
入社を考えている方は、ここは目をつぶらずにしっかり認識しておいていただきたいところです。
今いる社員も全員その道を通っています。
仕事を0から作れる人と、すでにある仕事をこなすのとでは、
意味合いが大きく異なります。
後者はその会社でしか通じない仕事になるということですね。
例えば不動産営業の募集において、
『100%反響』と謡っている会社がありますが、
これは0から仕事を作らなくてよい典型です。
しかし違う角度から読み取れば、
反響をずっとやってもらいますということ。
会社が仕事を作るから、それをあなたはこなしなさいと。
つまり誰でもいいんですよ、その仕事をする人は。
あなたでなくていい。
入り口は何も知らないからいいんです。
仕事が用意されていたほうがとっかかりやすいですからね。
でも反響なんて1年も続けたら飽きます。
どこにモチベーションを持つのでしょうか。
わかりやすいのはお金や給料でしょうけど、
会社の売上や給料目当ての仕事というのは長続きしません。
そうではなく、自分がコツコツと作っていく仕事というのは、
すべて自分に還ってきますので、会社のためではなく、
自分のキャリアや経験として身につくものばかりです。
ウルクルでは、誰かから必要とされる人になるための0からの仕事づくり。
そのためには断られる(必要とされない)経験も大事なこと。
『飛び込み』はウルクルの社員全員が通る道とは書きましたが、
顧客を抱えている社員は飛び込みは全くしていません。
お客様から必要とされる数が増えれば、それだけで仕事が回ります。
いい仕事をすればお客様は繰り返し依頼をしてくださいますし、
また友人や知人などを紹介してくださいますからね。
案件もだんだんと大きくなっていきます。
『飛び込み』にも実はいろいろな種類があって、例えばビルの前で掃除をしている年配の方がいた時に声をかけられるかということがあります。
与えられて仕事をこなしている人は声をかけませんが(笑)、
声をかけて、その人がビルオーナーでいろいろな話が聞けたりするんです。
ある社員は、そこから売却案件へとつながりました。
ある社員は、空室が埋まらないと募集業務へとつながりました。
またある社員は、その方のお子さんの家探しを手伝うことになりました。
ウルクルで働く人はみんな独立できるくらいのスキルは持っています。
仕事の一つ一つに意味を持って取り組んでいますし、自分のために働くことの大事さをみんな知っています。
コツコツと仕事を積み重ねることでしか見えない景色があり、
それは人それぞれ違います。
あなた自身のキャリアは、ぜひあなたの手で作り上げていっていただきたいと思います。(KUMAZAKI) -
キャリアの在り方
一般的には起業でもしない限り、自分の好きなようには働けません。
特に大きな組織であればあるほど、働き方は多様に見えて制限も多いもの。考えてみれば当然です。大きな組織にするためにはパーツパーツで切り分けて動かす必要があり、やることが決まっています。与えられた役割をこなしていくことで、大企業のマネジメントは成立します。
しかし中小零細企業であっても、多かれ少なかれ働き方に制限はあります。ウルクルはその中でも、社員が比較的自由に働くことができます。
与えられた仕事をこなすことが得意な人にとっては全く合わない職場です。反響を与えられる、契約業務を与えられる、退去立会を与えられるなど、仕事の多くは会社が準備してくれるようなところで活躍できる方は、ウルクルでは全く活躍できません。
自ら仕事を得て、自ら仕事を広げていくスタンスなんです。
前者は塗り絵のような人生でしょう。やるべきことが決まっていてはみ出さない限り、そこそこ綺麗な絵が描けるし、見栄えもいい。他人と似たような絵になります。
一方でウルクルは真っ白なキャンバスに自分で絵を描いていきます。どんな絵を描いてもいいし塗り方も自由。もしかしたら傑作ができるかもしれないし、誰にもわからない絵ができるかもしれない。
どちらが良い悪いはなくて、どちらが自分に合いそうか。
自分のキャリアがどうありたいかを考えれば、自ずと進む道は決まります。無理をすることはないと思うんです。直感ってそう間違ってないと思いますので。(KUMAZAKI) -
テーマ『社員幸福度の高い会社』
ウルクルは現在12期。宅建免許も更新して、(3)になりました。12期は藤堂の提案により『社員幸福度の高い会社』をテーマに、月例会議で社員全員で話し合いの場を持っています。
資料を作らず会話だけ、伝言ゲームのようなスタイルでどこまでやれるかというのも、もう一つのテーマとしてあります。現代はあまりに事前の準備が必要で、また効率化を図ることに躍起になっているので、深く理解し合うには至っていない部分も多いと感じます。用意された資料を読み、なんとなくわかったようで実は理解違いをしているなんてことはざらにあります。
人それぞれ価値観は違い、その集合体である会社では、ある意味それを一本化することは至難です。ゆえに会社の目標や理念が道しるべになるわけですが、あまり会社の方針に寄りかかる社員では、会社がなくなったときに行先を見失います。
ウルクルという会社は社員にとっては土台なだけで、社員自らがキャリアを考え、自分の道を悩み迷いながら見つけていくプロセスをサポートするだけ。会社に依存しないキャリアを作ることが、人生100年時代を乗り越えるヒントではないかと思うんです。
効率化は忙しい現代にあって必要性もあるのだけれど、お互いに理解し合える到達点に辿り着くにはどうしたって時間が足りていません。そんなところから、1年かけて議論してみようという流れになりました。
1年間を使って話し合うなんてなかなかない機会ですが、やったこともないので先も見えていません。しかし、モノやコトを作り出すのに、無駄なようにも思える時間やプロセスは必ず通ります。特にテーマがテーマだけに、模範解答はありませんし、大事なのは今いる社員が会社を作っていますので、その社員の想いが反映されたものでなくては意味がない。
毎月前回の担当者と今回の担当者が課題を共有し合い、新しい発想をどんどん生み出してくれています。
さて、12期が終わる頃にはどうなっているのでしょうか。
ウルクルで働く社員にとっての『社員幸福度の高い会社』とはどんな会社なのか。とても興味深く見守っています。
(KUMAZAKI)