ウルクルの歴史② 掃除
2023.11.01私は不動産の仕事を全く知らない素人だったのですが、会社の仕組みを作っていくことはそれなりにやってきました。20代の終わりから色々な社長の本や会社作りの本を読み漁っていたこともあり、また、前職でも組織活性や会社づくりに携わっていた経験があったので、さて自分にできることは何か?、何をすればいいのかを考えた時に「トイレ掃除」から始めることにしました。
これはイエローハットの創業者の影山さんの話からヒントを得ています。
人がやりたくないことを積極的にやることは、実は簡単なようで難しいことです。
当時のイクシィのトイレは汚れてはいなかったけど、キレイではなかった。
男女別々でしたが、特に男子トイレですよね。
壁紙は黄色く(あ、臭ってきそうなフレーズですね・・・すみません)、ウォシュレットを外した時の衝撃・・・
仕方ないですね。社内に文化がないのですから。
私はまず、掃除を仕組化しました。
何をやるかを一覧にして、くじ引きで毎朝誰がどこをやるかを決める。
でも仕組みを作ったからといってみんながそれに従うわけではありません。
仕組みを作った私が、誰よりもそれを実践しなくてはなりません。
そして実践すると同時に、トイレ掃除は誰のためにやるのかということを明文化して繰り返し伝えてきました。
お客様のためにはもちろん、自分のために。
人の見ていないところで手を抜く人は仕事でも手を抜きます。
そして人がしたくないことをどれだけできるかは、
その人の人間性が表れるし、ビジネスキャリアを狭くも広くもします。
ウルクルでは毎日ウォシュレットを外して掃除していますが、
そういうことも全て仕事につながっていると私は思います。
一生懸命やっているとそれが伝わるものです。
自然とみんなやるようになります。
ウルクルの可能性は当時も今もここにあるんじゃないでしょうか。
冷めた人がいない。
これは持論ですが、停滞する会社はトイレが汚いか、
自分たちでトイレ掃除をしていないか。
リーダーがそういう姿勢を社員に見せることが、会社の持続的成長につながると私は思っています。
(KUMAZAKI)
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キャリアの在り方
一般的には起業でもしない限り、自分の好きなようには働けません。
特に大きな組織であればあるほど、働き方は多様に見えて制限も多いもの。考えてみれば当然です。大きな組織にするためにはパーツパーツで切り分けて動かす必要があり、やることが決まっています。与えられた役割をこなしていくことで、大企業のマネジメントは成立します。
しかし中小零細企業であっても、多かれ少なかれ働き方に制限はあります。ウルクルはその中でも、社員が比較的自由に働くことができます。
与えられた仕事をこなすことが得意な人にとっては全く合わない職場です。反響を与えられる、契約業務を与えられる、退去立会を与えられるなど、仕事の多くは会社が準備してくれるようなところで活躍できる方は、ウルクルでは全く活躍できません。
自ら仕事を得て、自ら仕事を広げていくスタンスなんです。
前者は塗り絵のような人生でしょう。やるべきことが決まっていてはみ出さない限り、そこそこ綺麗な絵が描けるし、見栄えもいい。他人と似たような絵になります。
一方でウルクルは真っ白なキャンバスに自分で絵を描いていきます。どんな絵を描いてもいいし塗り方も自由。もしかしたら傑作ができるかもしれないし、誰にもわからない絵ができるかもしれない。
どちらが良い悪いはなくて、どちらが自分に合いそうか。
自分のキャリアがどうありたいかを考えれば、自ずと進む道は決まります。無理をすることはないと思うんです。直感ってそう間違ってないと思いますので。(KUMAZAKI) -
テーマ『社員幸福度の高い会社』
ウルクルは現在12期。宅建免許も更新して、(3)になりました。12期は藤堂の提案により『社員幸福度の高い会社』をテーマに、月例会議で社員全員で話し合いの場を持っています。
資料を作らず会話だけ、伝言ゲームのようなスタイルでどこまでやれるかというのも、もう一つのテーマとしてあります。現代はあまりに事前の準備が必要で、また効率化を図ることに躍起になっているので、深く理解し合うには至っていない部分も多いと感じます。用意された資料を読み、なんとなくわかったようで実は理解違いをしているなんてことはざらにあります。
人それぞれ価値観は違い、その集合体である会社では、ある意味それを一本化することは至難です。ゆえに会社の目標や理念が道しるべになるわけですが、あまり会社の方針に寄りかかる社員では、会社がなくなったときに行先を見失います。
ウルクルという会社は社員にとっては土台なだけで、社員自らがキャリアを考え、自分の道を悩み迷いながら見つけていくプロセスをサポートするだけ。会社に依存しないキャリアを作ることが、人生100年時代を乗り越えるヒントではないかと思うんです。
効率化は忙しい現代にあって必要性もあるのだけれど、お互いに理解し合える到達点に辿り着くにはどうしたって時間が足りていません。そんなところから、1年かけて議論してみようという流れになりました。
1年間を使って話し合うなんてなかなかない機会ですが、やったこともないので先も見えていません。しかし、モノやコトを作り出すのに、無駄なようにも思える時間やプロセスは必ず通ります。特にテーマがテーマだけに、模範解答はありませんし、大事なのは今いる社員が会社を作っていますので、その社員の想いが反映されたものでなくては意味がない。
毎月前回の担当者と今回の担当者が課題を共有し合い、新しい発想をどんどん生み出してくれています。
さて、12期が終わる頃にはどうなっているのでしょうか。
ウルクルで働く社員にとっての『社員幸福度の高い会社』とはどんな会社なのか。とても興味深く見守っています。
(KUMAZAKI)