「先生、相談があるんだけど…」自分で色々悩んだけど答えが出ないから先生に聞いてみよう。悩んで悩んでそのタイミングだから、じゃあすぐに答えようと対応してきました。お客様も今物件が見たい、探してほしい。ちゃんと自分のことを考えてくれてる、向き合おうとしてくれてると思っていただくためにもすぐやる。あとは私の性格的に、「今やらないと忘れちゃうかもしれない…」ので、後回しにしないようにしています(笑)。
私がお客様と関わったことで、それが少しでもプラスに働けば嬉しいです。『ありがとう』という言葉も嬉しいですが、いい物件が見つかって成約になったということは、お客様のしたかったことがようやくスタートできるわけです。そう思うと、そのお手伝いが出来たことは喜びかもしれません。ひいては自分に還ってくる『情けは人のためならず』というか(笑)。教員の時も生徒を大学に受からせたことが嬉しいのではなく、行きたい大学に受かってくれて、生徒の思い描く将来にちょっとでも近づけたことが嬉しかったです。お客様が進みたい道を一緒に作っていけたらと思います。
前職で不動産営業から教師になった先輩がいました。人への接し方や仕事の仕方を直接教えていただいたわけではないですが、その姿を見て学んでいました。忙しい先生でしたけど、とにかく生徒ファースト。生徒から相談があった時は、自分の仕事はさておき、どれだけ残業をしようが目の前の生徒に向き合っていました。そして入職1年目の私に対しても相談をする度量の大きさ。一人の人間として接してくださることが尊敬できましたし、年齢や職歴関係なく自分より出来ると思ったら生徒にだって聞く。「これってどう思う?」と、素直に人に聞ける力って大事だなと思います。