利益追求を求められる営業マンであっても、お客様からの信頼が何よりも大切です。嘘をつかないことは大前提、ダメな事でもちゃんとお伝えする。お客様のためになりそうな情報なら聞かれていなくても全てお伝えする。それが誠実な対応かなと思います。もしそれでお客様の判断が揺らいだとしても、後にネガティブな事が起こり、「なんで最初に言ってくれなかったの」となれば信頼を失います。当事者意識を持ち、シンクロするくらいお客様のことを考える営業マンを目指したいと思っています。
お客様の第1希望と第2希望には大きな差があると思っています。それだけに既に申し込みが入っている物件だったとしても、1%でも可能性があるなら第1希望を叶える方法を考えます。うまくいかない時もありますが、特にお客様が諦めていたような時に第1希望が叶うと、とても感謝されますし、やりがいを感じます。お客様と一緒に同じ目的を目指すこと自体も楽しいですが、喜ばれて売り上げもついてくるって、最高ですよね(笑)。
前職では国会議員や他省庁、外部機関からの依頼を社内の何十とある部署に割り振り、進捗を管理するといった調整業務をしていました。時には1日に依頼が300件を超える日もある中で、担当者に着任して間もない頃、私はそれをそのまま転送していたんです。その時に上司から、「右から左へ流すだけの仕事ならお前が介在している意味がないからやめろ!」と言われました。確かにその通りだと思い、それからは依頼内容の要点をまとめたり、回答例を示したり、期限を設定したりして、何らかの付加価値をつけようと意識するようになりました。不動産仲介の仕事もまさに同じ事が言えると思います。