お客様が引っ越すのは何かしら事情があり、そのバックグラウンドを汲み取った対応をするよう心掛けています。初対面だと緊張されるかもしれませんし、希望条件がはっきりしている方ばかりではなく、わからないことがわからないという方もいらっしゃいます。
お客様とお話している中で「実は…」と話されることがあります。この「実は…」という言葉が出て初めてお客様が私に心を開いてくださった証かと思いますので、そういったお客様の本音の部分を大切にしています。
お客様から「ありがとう」と言っていただけることは非常に嬉しいです。しかし、お客様からご友人やご家族を紹介していただけることがより嬉しいです。不動産を購入される方の多くが私より年上で、私の両親の年齢に近い方もいらっしゃいます。その分知り合いも多いでしょうし、中には不動産業界にお知り合いがいる方もいらっしゃいます。その中で「またお願いしたい」、「知人(家族)に紹介したい」と言っていただけるのは、お客様に誠実に仕事ができた結果なのかなと思っています。
不動産も営業も未経験で不動産業界に入り、そこそこ上手くいっていた賃貸仲介時代、売買仲介に鳴り物入りで飛び込んでみたものの、すぐにプライドも自信も粉砕されました。(笑)
そんな時、一から育てていただいた二人の上司がいます。一人はお客様と仕事に対してのパッション、もう一人はお客様への接し方、不動産知識、仕事の仕方など基礎から全てを教えてもらいました。また、当時の二人の上司に教えていただいた中で今でも心掛けているのは、「何かをしてもらったら、それ以上に何かを返す」ということです。お客様だけでなく上司やお取引先、関係業者様に対しても、細かいことだったとしても、何かをしてもらったら120%で返すことを意識しています。