ブライダル・住宅設備メーカーと比較的高額商品を扱う業界にいたこともあり、ちょっとしたことでクレームが起きてしまうことも。お客様にとって一番いい結果は何事もなく終わることだと思うんです。お客様にとってプラスになれば嬉しいですけど、そのためにはマイナスを感じさせないことが大事。例えばお客様に対して「ちょっとお調べします」と待たせることは嫌なので、想定されるであろう質問は予め叩き込みますし、丁寧な言い回しで滞りなく話が進むようにという意識はしています。
専門家というよりはバランサーだと思っています。いろんなことをちょこっとずつできるので、何に困っているのか、何をどう伸ばしたのか、今までどう失敗してきたかを聞いて、こういう手はどうか、一般的にはどうしているんだろう?と、その人がやりたくてもできないことを代わりにやったり、みんなができるような形を作ったりするのは得意だと思います。でも一人でする仕事は苦手なので、色々な人と関わっていたい。求められればですが(笑)。それで関わった人やチームの成長が見れると嬉しいですね。
ブライダルの仕事をしていた時の専務が、「これやりたいんだよね、ちょっとやってみてよ。あとよろしく!」とアイデアを投げてくる方でした。情報も全くないので自分で一から調べて、とりあえずやってみるということはそこで身についたと思います。出来るか出来ないかではなく、やってみてどうだったか。既にどこかの誰かがやっていることだし、出来ないなら出来ないなりにどこまでやれるか。そのおかげで新しいことを始めるのに抵抗はなくなったと思います。